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Vue6のスペクトラル大気をいじって見た3(Godray)

またまた前回の続き。いよいよGodray付きのスペクトラル大気で、動画に使っても大丈夫なレベルの最低ラインを模索してみます。

▼今回の大気設定

色々面倒臭いので、Vue6のプリセットに用意されている「Animated Godrays」を使用します。(大気設定はグローバルアンビエンス:スペクトラル大気)



▼プリセットの設定を弄らず、レンダ設定Finalでレンダリング

レンダ時間:49秒
400X300のレンダリングサイズ、大気設定が「アンビエンス」であるにもかかわらず、49秒はさすがに遅い。
しかも、やはり粒子が荒く、恐らくこのままでは使えない。

まずは前回同様、設定を限りなく低くしてみる


という訳で、上記番号で説明すると
①ボリュメトリックのまま
②OFF
③OFF
④ON
⑤ON(これをONにしないとGodrayは効かない)
⑥ノータッチ
⑦-4.0
⑧10(光の到達距離が変わるが、レンダリング速度は恐らく変わらない)
⑨OFF

のような設定に変更。

レンダリング設定もいつもの如く「私好みの低設定」

(A)---   (B)---   (C)---   (D)2X2   (E)20%
(A,B,Cはグローバルアンビエンスでは無効)
とギリギリアンチエイリアスが掛かっている程度。
今回はAnti-aliasing strategyはAutomaticに固定
(Crispだとザラザラ感を取るのに結構苦労しそうだから)

更にAdvanced Animation Option内のDistance Burringを設定する

▲ここの数値を今回もIntensity50%、Max radius1.0にした。



今回の動画は、全てAvisynthで、時間軸にConvolution3D(0,0,0,32,32,5,0)フィルタが掛けて粒状のノイズを極力消しています。
静止画のみの画像は、ノイズの除去を行っていません。


▼上記設定で再度レンダリング。

レンダリング時間:49秒→12秒に短縮。しかし、前回と違って思いっきりザラついています。
しかし、ここまで早くなれば実用的。コイツで上手く誤魔化せるかどうか、検証です。

▼同じ設定で320X240でレンダリング

レンダ時間:17分08秒
MP4、この手のノイズに強いというか、再現性が無いです(笑)
動画を見ると、粒状ノイズはギリギリ許せそうな雰囲気ですが、元動画はかなりザラついてます。私はこのレベルで雲と呼びたくないです。

▼上記動画を66%にリサイズ

試しに良く行う66%のリサイズも行いましたが、MP4にエンコする前の動画はザラついていました。まだチョット許せないカンジ


▼640X480のサイズでレンダリング→50%にリサイズ

レンダ時間:1時間07分38秒
ようやく許せる範囲にザラつきがおさまりましたが、面積に比例しレンダ時間4倍に。
妥協すべきでしょうか。。。。?
まぁ、過去の検証からも、植生のリンギングを取り払うにはこの位の設定にする必要があったし、大気の設定をデフォ、レンダリング設定をFinalにしたモノと同じ時間で満足の行くレンダリング結果になっているので、良しとしましょう。

しかし。。。。

  
▲カーソルOFF:
大気設定:プリセットAnimated Godraysのまま弄らず、(クオリティブースト4.0)
レンダリング設定:Final
Distance Burring:有効
レンダ時間25秒
▲カーソルON:
大気設定:Godrayの表現できる最低ライン(クオリティ-ブースト-4.0)
レンダリング設定:上記に説明した(D)2X2   (E)20%
Distance Burring:有効
640X480でレンダリング後、320X240にリサイズ
レンダ時間:25秒
(雲の明暗、光のスジに差が出ているのは、光線の透過レベルに差がある為と思われます。Final:光の透過レべル5、私の設定:透過レベル2)

むぅ~、、、改めて見るとレンダ時間は一緒な上、普通にFinal設定でレンダリングした方が雲に関してはキレイです。(動画にした際のチラツキは圧倒的に下の設定のほうが少ない)
もう少し設定を弄ってみたいと思います。


という事でさらに色々イジる。
■レンダ設定は最低のまま、スペクトラル大気の設定を上げる
 
画質に一番影響する⑦クオリティブーストを最低の-4.0から0まで戻してみた。


▼レンダ設定:当エントリの最初に説明した、
  「私好みの低設定」な(D)2X2   (E)20%でレンダリング、

時間:27分39秒
もうちょい。だいぶザラつきが無くなった。

▼上記動画を、66%にリサイズ

ようやくMP4エンコ前の動画でもノイズが目立たなくなりました。
66%に縮小する際は、この位の設定が必要なようです。

▼クオリティブースト:2.0まで上げてみる
  レンダ設定:(D)2X2   (E)75%でレンダリング、

レンダ時間:54分03秒
ようやく雲のノイズが気にならない所まで来た。
植生のチラツキもほぼ無い。実用的か?

■スペクトラル大気を最低レベルに戻して、レンダ設定を上げてみる
▼クオリティ-ブースト-4.0
  レンダ設定:(D)4X4 (E)80%
  Distance Burring、OFF

レンダ時間:1時間4分8秒
個人的に、一番OKに近い品質
大気設定を最低まで下げて、レンダリングの設定をガンガンに上げると、Distance Burringによるボカシ不要。植生のリンギングもほぼ無し。
この設定で制作した動画はXvid、Mpeg2で画質を上げてもザラツキは無かった。


■まとめ
スペクトラル大気使用、Godray使用で、画像が暗くなっている場合の設定
○Avisynth等の外部ツールで時間軸ノイズを除去しなければ、とんでもな
  く高設定が必要。スペクトラル大気で動画を作る際、必須。

○Advanced Animation Option内のDistance Burringを設定する事により、
  画像をボカす事は非常に有効。

1.原寸使用の場合
  スペクトラル大気のクオリティブースト:最低でも2以上
  レンダリング設定:(D)2X2   (E)75%以上の画質設定
  又は
  スペクトラル大気の設定を最低にした場合、
  レンダリング設定:(D)4X4   (E)80%程度の画質設定

2.66%縮小して使用の場合
  スペクトラル大気のクオリティブースト:最低でも0以上
  レンダリング設定:(D)2X2   (E)20%以上の画質設定

3.50%縮小して使用の場合
  大気設定:最低でOK
  レンダリング設定:(D)2X2   (E)20%以上でOK
  植生等々のチラツキを考えると、この設定が必要かも


H264でエンコするなら、多少のザラつきはエンコで消えます(笑)
(ちなみにMpeg2、XvidでQ値を高くすると、しっかりザラついた)

上記検証から考えて、スペクトラル大気の設定は、
1.最低品質より4倍程度時間の掛かる設定あたりがザラつかない
  品質の最低ライン。
2.大気設定は最低に抑え、レンダリング品質を上げて行った方が
  制作画像全体のバランスが良い



以上です。
あくまで動画を作る際の私的な最低ラインのお話なので、基準は個人により変わると思います。また、静止画でモクモクな雲を作る際は、もっと高い設定にしないとザラザラ感に不満を持つ人も多いと思います。

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