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Vueで動画を作る基礎編2
前回の続きである。
「静止画でレンダリングした時に比べて、動画は何だかボケてない?」ってな事を書いたのだが、実際に比べてみるとこんな感じである。
上の4枚の静止画は、同じフレームを (レンダリングの設定以外)同じ条件でレンダしたものである。
色合いが違うのは、動画として保存したときに色空間を変えてしまったからだと思う。(静止画RGB32→動画YV12)後でファイルを確認したら、発色の良い方は、「光源バランス」が90%になってました(他は60%)。サンプリング中に 何故そんな所をいじったのか不明orz
色空間を いじっても、ここまで露骨に色は変わりません
そんな話はさて置き、本題。
動画としてレンダリングされた画像が、明らかに劣化しているのが解るだろう。
Vueの「動画レンダリング設定」を 初期設定のまま使っていると必ずこうなるのだ。
下:Vue5infの動画レンダリング設定画面
初期設定では「確定的アンチエイリアス」と「ちらつき除去有効」のチェックボックスがオンになっている。
名前から容易に推測出来るだろう。この二つは、動画を制作した際に悩みの種となる「リンギングノイズ」(主に細部がチラチラして見える現象)を緩和させる効果を持つのだ。
なんともありがたい機能ではないか!
と云いたい所だが、私の場合 ほとんど役に立っていない。大抵の場合、この機能は細部を潰してしまうだけで終わる。
(細部が潰れたほうが動画として良く見える場合も多々あります。)
今回の様な素材の場合、後ろの山々はともかく、前方の岩や木の葉は 出来るだけ細部まで表現したいのである。
と、云うわけで「確定的アンチエイリアス」と「ちらつき除去有効」のチェックボックスをオフにしてレンダリングをしてみる。
こんな感じになる。
ファイナル、17分09秒
ブロードキャストド、31分40秒
あきらかにチラツキは増えた。だが、細部までしっかり表現されている。
どちらが好みか?と云う事になるが、「チラツキは無く、細部までしっかり表現されている」のが私の好みだ(笑)
で、実験である。記号は例によってコレである→(D)(E) (F)
「ちらつき除去」を全部無効にして、今までと同じ素材で動画レンダリング。
でもレンダリング設定はかなり上げてみる。
1.(D)4X9(E)85(F)OFF、37分44秒
2.(D)9X16(E)85(F)OFF、1時間4分53秒
3.設定スペリオール、やってらんない(笑)83フレーム、1時間15分あたりで終了。
4.設定ウルトラ、1時間12分53秒。
(動画をまとめて比較するページはコチラ)
どんな感想をもっただろうか?
それなりにチラツキは無くなった。しかし、スペリオール設定など「これだけ時間かけているんだから、チラツキ完璧に無くなってくれよ!」と云うのが私の正直な感想だ。
ちなみに「ちらつき除去有効」に戻したものと比べるとこんな感じである。
色合いを見る実験じゃないので そのままにするが、どうしても色合いの違うモノが混じる。。。orz
「ちらつき除去有効」の桜の木を見て欲しい。スペリオールでレンダリングしたものさえ、プレビューレンダした、もしくは 「最終レンダリングパスを最適化」したかのような、モヤモヤな画像に仕上がってしまっている。
やっぱり「ちらつき除去」はオフにしたい。
「チラツキの無い映像」と「細部保持された映像」の両立はVue単体では相当の時間を掛けても無駄な話なのである。
時間のかかるレンダリングは誰だって嫌だ。何とか時間を短縮したい。
では、となると「チラツキ除去は外部アプリに任せてみよう。」と云う考えが浮かぶ。
次回、またまたVirtualDubModのお話です。Avisynthも使ってみます。
(おまけ)
例によって過去アップしていたXvid(Q値=3)を残しておきます。現状のH264-MP4(Q値=21)と比較してみたい方はダウンロードして下さい。
ファイナル、ブロードキャストド
1.(D)4X9(E)85(F)OFFド、2.(D)9X16(E)85(F)OFF、3.設定スペリオール
どうも「ちらつき低減」をオフにしたノイズたっぷりのサンプルだと、Xvidの方が縮みやすいようで、前回のサンプルでは、ややH264がファイルが小さくなっていたが、今回は逆の結果になっている。
H264には ノイズリダクションのパラメータがあるとか聞くが、まだまだ勉強中&良く解っていないので今回はパスです。